メールフォルダを開いた。 いつもなら見ない過去のメール。 いつからのがあるんだろうと遡ると、なんと2005年の3月24日。 約4年間分のデータが未だに残ったまま。
過去の私は どんなメール書いてたんだろう って、現在の私の興味本位だけでテスト勉強をほったらかして熟読。
ネットでできたお友達と 相談のしあい。 今じゃ皆無に近い。 そう思ったら、昔のほうが人付き合いは下手だったけど、ちゃんといろんな人と話して深く付き合っていたと思う。 いつしかそれもなくなって 絡む人だけとしか絡まなくなってたけどね。 ま、出会いもあれば別れもある。 昔はあんなメールしてたのに、今ではその子がどこにいってるかもわからない。 ネットのあっけなさを痛感した瞬間だったね。 けど、今ある友人を大事にしようと思えた瞬間でもあったな。
けど、知りたくなかったメールもあった かな ?
5年前の彼との過去を友達に送った「送信済みメール」
今のあたしは、何にも思い出せなくて、全部がフィクションに見えてたのに。 あのメールを見た瞬間に現実に戻った気がした。
ううん、過去に戻ってしまった気がした。
あの時に書かれていたメールが あの頃の私の本心
しっかりと過去を抱えていた時の
記憶
痛かった。 「恋」 に気づきたくない心情が描かれてて。
鮮明でリアル。 こんなこと言われてたな ってことばっかり書いてあった。
もっと笑って見れると思ってた。
認めてて、考えることもなくなったのに
あんなに 涙が出るなんて思わなかった。
最後に思い出せてよかった。
きっと前の私だったら あのメールを見ただけで引き返せない場所に行ってた。
けど今の私は
もう 過去に戻れるレールを撤去したの。
過去行きの列車は もう 廃線